MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021
2021.2.27(土)〜4.16(金)K’s cinema、UPLINK吉祥寺ほかにて開催決定!
うまく繋げない手と手で創る、記憶と未来ーーー。2012年から数々の名作や監督、ミュージシャン、俳優を輩出してきた音楽×映画の祭典にして”実験”を繰り返して来た異色のプロジェクト「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」。2020年度はCOVID-19の影響から開催は延期未定となっていたが、AOI Pro.の協賛を受け、参加監督らが「MLJ実行委員会」として共同企画・主催するという新体制で”MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021”としてリニューアル。コロナ禍を乗り越えて制作された新作8本と招待作品をお届けします。
企画・主催:MLJ実行委員会(かなりかピクチャー/「彼女来来」製作委員会/2g film/岡本昌也/チーズfilm/富田未来/橋本根大/副島正紀&古市あきほ/SPOTTED PRODUCTIONS)|協賛:AOI Pro.
■MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021 / TRAILER
出演:佳山明(37セカンズ ) テーマソング:ヤなことそっとミュート「Passenger」(UNIVERSAL MUSIC) 監督・編集:エリザベス宮地|撮影:大嶋俊之|ヘアメイク:寺沢ルミ|衣裳:小宮山芽以|制作:岩井雅治|制作協力:伊藤夏恵・三橋夕陽(AOI Pro.)、富田未来|車輛:楠田健太|ヘルパー:山田千鶴|SPECIAL THANKS:山田雅嗣(東京ケアサポート)、小沢まゆ、山口晋 (ノックオンウッド)、北田大(UNIVERSAL MUSIC)、慎秀範(DCG LLC)|企画:直井卓俊(SPOTTED PRODUCTIONS)|製作:MLJ実行委員会
MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)について
2012年、東北の震災の自粛ムードを契機として始まった新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる映画制作企画を具現化する音楽×映画プロジェクトであり、企画段階から映画作家とミュージシャン、映画と音楽との化学反応を意識的に制作、それらをコンペ形式・対バン形式で上映する異色の映画祭である。
2012年の開催初年度は当時まだインディーズだった大森靖子がベストミュージシャン賞、BiS主演映画が観客賞を受賞し、また、監督では今やメジャー映画を次々と撮っている今泉力哉監督(「愛がなんだ」「アイネクライネ・ナハトムジーク他)がグランプリを受賞した。
2013年は後に「溺れるナイフ」で鮮烈なメジャーデビューを果たすことになる山戸結希監督「おとぎ話みたい」が圧倒的な支持を得てグランプリ。準グランプリには演劇界のプリンス・三浦直之(ロロ主宰)の「ダンスナンバー 時をかける少女」。近年、海外映画祭で大ブレイクした「枝葉のこと」の二ノ宮隆太郎も監督で参加していた。
2014年は女優陣が充実。最優秀女優賞に森川葵、女優賞に佐藤玲と吉岡里帆。ベストミュージシャン賞は現在人気急上昇中のカネコアヤノ。準グランプリとなった主演:森川葵×加藤綾佳×ふぇのたす「おんなのこきらい」が単独公開されロングランヒット。その後のパッケージのセールスも好成績を納める。
2015年は酒井麻衣監督「いいにおいのする映画」が6冠、単独公開。本作で最優秀男優賞の吉村界人も映画やTVドラマほか続々と活躍の場を拡げている。
2016年、弱冠17歳の女子高生監督・松本花奈監督がthe peggies(現在メジャーで大ブレイク中!)とのタッグで撮った「脱脱脱脱17」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞&観客賞を受賞する快挙を遂げるも、MOOSIC LAB内では史上最低予算で作られた北原和明監督×SACOYAN「マグネチック」がグランプリを獲得。青木克齋監督「光と禿」が観客賞を受賞、最優秀女優賞に岸井ゆきの、最優秀男優賞に最年長・クリトリック・リスが輝き、単独公開も果たした。
2017年は90分を超える力作が続々登場。グランプリにしてプチョン国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞も受賞した岩切一空監督「聖なるもの」、準グランプリの首藤凜監督「なっちゃんはまだ新宿」、観客賞の枝優花監督「少女邂逅」3作品がそれぞれ単独公開を果たし、中でも「少女邂逅」は香港国際映画祭、上海国際映画祭などアジア圏でメジャー作品に混じって異例の正式出品。BEAMSとのコラボグッズが作られるなどMOOSIC LABの枠を超えて大きな飛躍を遂げている。また同年度よりフットワーク軽くエントリーできる短編部門が設立、さらなる門戸が開いた。
2018年の長編部門は現役OL監督・穐山茉由×徳永えり主演「月極オトコトモダチ」がグランプリほか4冠、東京国際映画祭に選出。準グランプリの阿部はりか監督「暁闇」が韓国・全州映画祭にてインターナショナル・プレミア上映。また長編部門全10作品が単独公開が決定するという前代未聞の事態に。また、30分に拡張した短編部門もグランプリ作「ドキ死」を筆頭に名作揃いの収穫の年とな理、U-NEXTでの配信や国際交流基金の海外配信の取り組みもスタートした。
2019年はグランプリ作金子由里奈監督「眠る虫」、昨年の短編部門に続き準グランプリの井上康平監督「ドンテンタウン」、審査員特別賞・ベストミュージシャン賞の「眉村ちあきのすべて(仮)」などが単独公開。大阪アジアン映画祭には「東京の恋人」が選出。高崎映画祭に昨年度の「暁闇」「左様なら」、「眠る虫」「ドンテンタウン」「男の優しさは全部下心なんですって」の4作品がノミネートされるがコロナウイルスの影響で映画祭は中止。とよはし映画祭にも「東京の恋人」「海辺の途中」がコンペティション に選出も映画祭が延期未定となった。
2020年、コロナウイルスの影響で開催が延期未定となっていたが、APO Pro.の協賛を得て2021年2月より開催が決定。仙台短編映画祭に「彼女来来」が選出。2019年制作「男の優しさは全部下心なんですって」「ゆうなぎ」も単独での劇場公開を予定している。